─ 中庭 ─
[酩酊感は、木から出た後にずしりと身に堪え。
二三歩足を進めた後に、地に座り込んだ。
くらくらする頭を休めていれば。きっと皆が声をかけ終わったくらいには、すっかり元気になって。代わりに沸いてくるのはアナスタシアへの鬱憤。]
ナースチャ。ちょっといいかしら?
[笑顔で告げる彼女>>#0の真正面から、軽く睨みつけるように立つ。
目つきが少し鋭いキリルの目では、威圧的にも感じられたかも。]
作って食べて、じゃありませんわよ!どうしてこうも懲りないのかしら?いいこと、貴女は今回茶会のホストですのよ?なのにどうしてまたそうやって…!いいこと、私は今回に限り貴女に一切御菓子は作らなくてよ!自分で作りなさいな!少しは苦労を知ると良いわ!
[一気にまくし立てた後。しょんぼりと見上げるそのアナスタシアの様子を、見て。
なんとなく居心地が悪くなっていく]
…………………。
…もう、解りましたわ。作ります。けれど、貴女も手伝いなさいな。
でなければ今後一切作らないわよ。
[つん、と人差し指をアナスタシアに突き出しながら、宣言。]