― 広間 → 部屋D ―
それが……エーリッヒさんも、あの後全然起きる気配ないんです。
二人にずっと声掛けてましたが、反応ありませんでしたし………………
[台所に向かおうとする前に、クレメンスから掛けられた問い>>696には泣きそうになるのを堪えたような表情で応じ。
台所に向かおうと立ち上がったところで、着替え云々と言われて。
ようやく自分がネグリジェに上着を羽織った姿のままだった事に気付いて、慌てて部屋に戻っていった。
着替えは、まだ着ていないドレスも残り少なくなってきたが、雪崩でふさがった道が通れるようになるまであと何日掛かるかもわからないから、どうしよう…と思って荷物を漁っていて。
何故か、ドレスが入っていた袋の一番底に、ブラウスと普通の(絹の)スカートが{5}セットほど入っていた]
…………もっと早く、コレに気付いていれば………
[先日、スッ転んで背中見られた事など思い出して、がっくりと落ち込んだりしたかもしれない]