[取り出された飾りに、緩く瞬き。
知らぬ響きに篭められた心には、気付いているのか、いないのか。
ライヒアルトの渡す者に、悪いものがまぎれているとは
微塵も思わないわけで]
お前の面白いよなぁ。
貰っとくわ。
安心しろ、邪魔になったらお前に返しに来るわ。
[けらりと笑って、それを受け取る]
とりあえずお前はまた寝てろ。
そろそろ水も引くからな。
そしたら俺の住んでた部屋に
本の類あるから、勝手に持ってけ。
[告げる言葉は、こちらからの餞別。ゆるりと笑った]
恋愛のとかもあるからな。お前に渡さないといろいろ心配だわ、俺。