―2階 3の部屋入り口付近―[ゲルダは迷うことなく奥のドアを指差す。それはまるで、何かに“導かれるよう”――副作用。クスリ。思い出す。まさか容(かたち)は違えど自分にもそれが発症しているとは思いもせず]――…まるで知っているかの ようですわね。[謂いながらも、ユリアンへと視線を移す。]鍵を。[開けて、か。渡せ、か。いずれにせよ、3の奥の扉は開かれるのだろう]