─寮・食堂─[笑みの崩れない寮母の様子に、傷とは無縁にくったりしていたのは言うまでもなく。逆らう余地なくたどり着いた食堂には、まあ、他の生徒もいるわけで]……ぅー……。[へしょった獣耳と五本の狐尾はさすがに目立って所在無く。導師が説教されるのを横目に尻尾ゆらしていたのだが]「さぁて、と。狐っ子〜〜?」……その呼び方はやめてほしいです……[細々抗議したけど、聞いてなんてもらえないのは百も承知]