うむ、時間はあまりないのぅ。[ケリをつけるとの言葉には同意の頷き。続く言葉を耳にし、ふむ、と声を漏らす]母君譲りのもの、か…。[内容を聞きしばし考え込む。この子ならば、信用出来るだろうか。否、教え子であるあの二人ともう一人の孫的存在も信ずるに値する。次にティルに向けた顔は至極真面目なもの]……ティルや。もし、儂が誰かと敵対したその時は。そやつは「揺らすもの」に干渉された者と思え。おそらく、確率は高い。[告げた直後、袖から微かに覗いた黒き腕輪を右手で握った]