……この、交差の果てに……何があるのか。それを、見極めたい……。だから。追わせてもらう……桜花。[静かな宣と共に、鈴を投げ上げる。響く、リィン……という、音。それは刹那、桜の花弁をその場に舞わせて]「追っておいで。 泡沫なる道を選びし、たまゆらのこ」[響くのは、消えたはずの童女の声]……ああ。行ってやるさ、どこへでも……![口の端に浮かぶ、笑み。再度、響く、鈴の音。薄紅の舞が周囲を取り巻き、そして]