[天上青の事を告げれば瞬かれる眸が目に留まる。
どうしたという風に僅かに首傾くと同じ頃、続きが聞こえる]
此処まで気があうとはね。
なかなか良いコンビじゃね?
[クツクツと笑う音を漏らしながら軽い口調でそう返す。
すっきりしない。
クレイグの言う其れに同調する想い。
一方通行の意識で繰り返した『どうして』がまた溢れそうになって
そんな軽口でやり過ごそうとする癖が出るのは一人でない実感を齎す]
ああ。
天上青をみて、知れば、先に進めそうな気がするよな。
[伝え続けられる伝承は
ずっと触れぬようにし続けた過去と想いに繋がるもの。
それを見れば絡みついた糸も解けそうな気がした]