[クレイグの言葉と心を嬉しく思う。
十分過ぎるほどのお返しを貰っているけれど
彼の気持ちを受け取りたい気持ちも大きくあるからエトは頷く]
律儀だなぁ、クレイグは。
貰いすぎて両手でも足りなくなるのが目に見える。
だから、そうなったら溢れないように責任とって手を貸してくれよ?
[軽口めいた口調でどこか照れたような嬉しそうな笑顔を向ける。
問い返すような響きと瞬きには気付いたものの、
ふっと口の端をもちあげて何でもないと言う。
身長くらいはとクレイグがいうのを不思議そうな双眸が見詰めて]
身長の他にもあるだろうに。
[密やかな努力の上になりたつとは知らぬまま
追い越されたことさえ楽しげに受け止めて]