>>714いって……。[叩かれる、その衝撃は弱かったけれど、それは傷に響いて。短く声が上がるが]馬鹿でもなんでも、どんなに分が悪くても。……何にもしねぇで諦めるよりは、マシだと思ったんだよ。ま、結果オーライにしとけってば。[それを誤魔化すように、軽い口調で。それでも、最後の言葉に。その軽さは消えて]……謝るの……。[ぽつり、零れる呟き。蒼と紅に浮かぶのは、迷いと、陰りと]……そ……だ、な。