[ありがとう、という言葉に答えるように、笑うイレーネの頭をぽふ、と軽く叩くよに撫でて。部屋に戻るという彼女を見送った後。新たに現れた女性には、請われれば名を告げる。元より、自分から名乗る質ではないが故に]……んじゃ、俺も、これで。[まだ場には数人いたものの、一足先の退出を告げて、部屋へと]