そうっすねー。 でも、あたしやおししょーさまにとっちゃ問題ないんすよ。 ――直せますからね。[しゃらん、しゃらん。リュックの中の珪砂が立てる、涼やかな音色は] まーでも、「ガラスの壊し方」を学びに来たってーのは――[突如ぴたりと止んでしまった。まるで自らの意志により沈黙したが如く]多分間違いないっすよね。[ずるり。 リュックの口から溢れた透明な物質は、まるで軟体動物のように地を這い。 そして少女の眼前に達すれば、剣と化して硬質化した]