─ 司書の部屋 ─
[けれど。
これは全て、ifでしか無い。
結果は覆されない。生き残った者には、その責がある]
貴方が一人背負ったところで、アタシ達に罪が無いわけじゃない。
貴方に全て押し付けて、甘えて逃げる事になる。
それじゃ、後悔しか増やせないわ。
だから。
アタシ達にも、背負わせなさい。
その重荷も、後悔も。一緒にすごした皆のものよ。
それが、貴方の言う、まもるってことになるんじゃないかしら。
[そう言うと微笑み、ぽふりと青年の頭に手を置いて。
そろそろ休んだ方がいいわね、と声をかけた**]