― 木の内部 ―[すでに魔力の道が出来ているせいか、或いは人数が足りたせいなのか、他の者が入った時のような重圧は感じなかった。それでも、魔力が吸い取られていくのは判ったから、あまり身動きせずに、ゆっくりと辺りを見回す]よ…![そのうち、一番顔を合わせづらかったグリフォンの姿が見えると、掠れた声を出来るだけ悟られないように、短く声をかけて情け無さそうに少しだけ笑った*]