[頭の中が少し、ぐるぐるとするようで。上手く、思考が働いていなかった。一度崩れたらそのまま頼り切ってしまうのがわかっていて、でも、それはできない気がして、だから、距離を置こうとしていて、と。絡まった思考は、いつになく感覚を鈍らせて]……っ!?[伸ばされる腕に気づく事も、それを避ける事もできなかった]