[>>213 向けられた視線に、夜闇の猫は耳をぺたり、と伏せ。少年は、笑みと共に向けられた言葉に何も言わず、ただ、翠を伏せた][やがて、なされる『場』の解放。離れて行くゲルダを見送り。それからとてとて、宿の方へと歩き出す]……はこべの子。[やがて目に入るのは玄関先、ちょこん、と座る真白の猫。夜闇がにぃ、と鳴くと、真白も答えるよになぁ、と鳴いた]