[新たにやって来た気配に、ちら、と視線をそちらに向けて。スプーンは一応、口から離して、形式的な礼をする。人当たりが良さそうなのは、感じていても。「宣教師」とか「伝道師」という存在にいい思い出のない身は、どうにも好意的な態度は取れずに、そのまま視線を逸らして]「たべられるものは、たべるよー。 あと、ごしゅんじんさま、いないー。 ユーリィは、きょうだいー」[ゲルダの問いに、鸚鵡は訂正を入れながら答え、こきゅり、と首を傾げた]