[フレッシュハーブを組み合わせてのお茶は、ここでだけの特別品。
普段用はどうしても乾燥ハーブも多くなるから、特別ブレンドであることも含めての「とっておき」だった。
自分も一緒に飲んで、一息ついたところで疑問が届いた]
えっ?
…あぁ。戻るのを決めてるって話ねぇ。
[数瞬考えて、浮かんだのは苦笑。
あの時のような寂しさはないけれど、いつもよりは少し翳が射す]
そんな顔しちゃってたかしら。
やぁねぇ。情けないわぁ。
[クスクスと笑いながら、ホゥ、と息を吐いた]
今が、ここに居るのが楽しいだけに。
ふと思い出すと残念にも思ってしまうのは確かよ。
でも、私は戻らないわけにはいかないから…。
私が戻らなかったら、人生狂わせてしまう人達がいるからねぇ。