[天体術。それは長い、永い時間を読み解く術だ。 そして、手を触れることのない遠い世界を観測する術でもある。 が、"そこにないもの"が現れるのを目の当たりにしたのは、これが初めてだ] アレの原理を解明すれば、天体術の革命ではないかしら?[などと捕らぬ狸の皮算用をしながら、影の下りた所を目指す。 ほどなく、地面を歩いているその人物を見付け>>734] ねえちょっと、そこのボクー?[声を掛けながら、すいっと前に回り込もうとする*]