そ、っかぁ…[理由を知ったところで、やっぱり自分に何か言える言葉など無くて、それでも。]…情けなくなんかないよ。寂しいって思うのは、それだけカル姉がここを好きだってことじゃん。[いつも朗らかに楽しそうにしている顔が翳るのを見ると黙ってはいられなかったから。うまく言葉が出せないもどかしさに髪をかきあげながら彼女の顔を見て。]カル姉は、さ。ここから離れるのが辛いのは、ここが楽しいからで。戻る場所を嫌ってるわけじゃ、ないんだろ?