なら、さ。そんな顔、するなよ。ここから離れたって、こことの繋がりが切れるわけじゃないんだからさ。[戻ることが嫌ではないと聞くと、少し安心したような顔をしたものの寂しげな表情に顔が曇って。]いや、違うか。ボク、カル姉のそんな顔、見たくないんだ。ボクはさ。カル姉より年も下だし、…いまだに女の子に間違われるくらいだし。魔術も剣技もまだまだ未熟で、頼りないだろうけどさ。…頼って欲しいって、思うんだ。