─隔離結界・奥地─
[結果発表後の受講生たちの悲喜交々やら、相棒の状態などは、あまりのんびり眺める余裕はなく。
自分も、奥地に残ったもふらいおんを駆逐するべく、隔離結界へ。
……なんか視線が刺さったような気がしなくもないけど、そこはするーした、さくっとするーした]
……ってぇ、と。
ホントに、何をどうすりゃこんなモンが発生するんだか……。
『その辺りは、専門家に調べてもらうしかあるまいな』
ああ。
……ま、そのためにも、まずは。
[漆黒の言葉に頷きつつ、手首にカードを掠めて白の上に紅を落とす。
天鵞絨が見据える先に居るのは、全長6メートル近いもふらいおんこと、はいもふらいおん。
見た目変わらずサイズだけ膨れているから、ある意味怖い]