>>741>>742[紅のヴェールが青年を包み込む。緩やかな力は滲み出た魔力を覆い、その広がりを抑え込む。樹木の揺れが徐々に収まり。パチン、と弾ける音が一つ]「いってぇ!」──っ![悲鳴を上げたのは鴉、どさりと言う音を成したのは青年。青年は意識を失い地面に倒れ伏していた。鴉はその横で転げ回っている。魔力が暴走しようとしていた緊張は綺麗に消えていた]