…戦う以外のことは、知らなくていい、って教えられた。[口元が歪む。笑みとは違う形に]ボクとおねえさんの行く先を。譲る気はないけど、ね……[高らかに宣じられたそれに抗うために獲物を構え。だけど、受けた傷が判断を鈍らせて]…う…あ…っ…[避け切れず。身体に走るのは痛みよりも衝撃。先ほどより多くの緋色が零れ落ちた]