―屋上―――、 …っ[少しだけ睨むようにハインリヒを見たけれどそれはそう、解っていた。その通りだろう。>>738]そうなら 行けば 貴方も危なくてよ…![咄嗟に口をついたのはそんな言葉。離された手を追うように手を伸ばせど、捕まえることは出来まい。]っ――ハインリヒ![伸ばしていた手を握り締める。無茶をする。無茶を。誰も、彼も。眉を寄せた。]