─ 聖夜祭にて ─
……ん?
[久し振りに過去を彷徨っていた意識は、呼びかけ>>745に、現実へと向き直る]
ああ、そちらもお疲れさんだったな。
[言葉返す時には、真紅の瞳と表情には常と変わらぬ飄々として読めぬいろが浮かんでいたが。
左腕の事を問われると、わずか、苦笑めいたものがそこに重なった]
大した傷じゃない……というか。
如何せん、俺は生まれつき、治癒魔法というものを受け付けん体質でな。
時間がたてば、マナを直接変換して自己再生できるから、気にするな。
[尋ねるような視線に、軽く肩を竦めて返す。
水晶龍が物言いたげにぱたり、と尾を振るのは、スルーした]