そこ、安心する所かよ。
[相好崩しての言葉に、軽口めいた返しをひとつ。
軽く綴れども、そこにあるのは共感の響き。
ぼやくような言葉に同意が重なれば、ほんとにな、と頷いて]
……正直、みたい、なんて言い出すのは俺くらいだと思ってたんだけどな。
[命を糧に開く花。
刈られる前も刈られた後も、皆、それに複雑な想いを抱いていたようだから。
瞬きは、それ故の戸惑いの表れ]
でも、ここで同じ発想に至るからこそ、同じ印が咲いたのかもな。
[冗談めかした口調で言って。
先に進める、という言葉に返すのは、頷きひとつ。
例え消えるが定めでも、もやもやしたものを抱えたままではそれに殉じたくはない──そんな、ささやかな反抗心めいたものも、ある]