[だから、と。また、言葉を切って]……小言は、もうしばらく、待ってくださいね。師父も、先達も。[実際の所、そう、長い年月はかからないだろうけれど。今は──『新たな月』に。一つでも多くのものを残しておきたいからと。決意を帯びた緑は、いつになく真摯な光を宿していた**]