っ!?
[予想外のヴィリーの返しに一瞬固まり、次にヴィリーが優しげに少女に話しかける(少女は嬉しそうに「うん!」と頷いた)のを見ると、目をむいて叫んだ]
なっ!?
お、おい、てめえ!?そんなキャラじゃねえだろ!?
なんだよ、おい、お前、いっつも人を小バカにしたような喋りしてるじゃねえか!
アタイは絶対―――。
『……出ないの?』
[悲しげな表情で言われると、言葉につまり]
あ……いや、その……。
『出ないの……?』
[重ねて言われ、涙が零れ落ちそうな顔で見上げられると、観念したかのように、小さな声で答えた]
………………………………出ます。