>>750
「ああもう、この痛みがあるから暴走前に止めたかったのに」
[鴉涙目でごろごろ。
そうしていると真紅の盟約龍が傍に来て呪を施してくれた]
「ふひー、ありがとう。
ライ、死んじゃいないから安心しな。
あの呪を使って抑えるとこうなるようになってんだ」
[痛みが軽減されて鴉が起き上がる。
ゲルダの傍に歩みながら倒れた理由を説明した]
「ライが済まなかったね。
感情の振れ幅が大きくなると魔力が抑えられなくなる癖…癖って言うんかな、これ。
とにかくそういう状態になっちまうんだ。
だから普段はあまり人に入れ込まないようにすかした態度取ってるんだよね」
[視線を気絶した青年へと向け、溜息をついた]