エィリ殿…もしやお疲れなのでは…?[立ち去る背を見送り、私は白き猫に声を投げる。今の私では彼の猫を抱き上げる事は出来ぬ故に、辛いならば私の上に乗るよう促して。構わぬと言われれば、愁いを帯びた瞳がその姿消えるまで見送ろう][やがて私は部屋へと戻り、獣型を解いて木綿の褥へと潜り込む。岩場に置いた衣を取りにかねばと、まどろみの淵に*沈みながら*]