[怯えた様子のヴィノール>>751に、ぽふりと自身と対照的な青色の髪を撫でる。
額の傷に視線が止まれば、何でもないという風に笑い]
何を謝る事がある?
ヴィノールは、私のために戦ったんじゃないか。
……ずっと、聞こえていたよ。
[洗脳されながらも、ずっとこちらの名を呼んでいた事を思い出す]
謝らなきゃいけないのは私の方だ。
あの時、ヴィノールが手を出されたのに、すぐに気付けなかった。
……それに、こんな方法でしか止められなくて。
[炎で傷付いたヴィノールの足を見て、眉根を寄せる]
ごめんな……。
[青色の頭に手を置いたまま、俯いた。
いつしか、冷えた水蒸気が温い雨のように降り注いでいた]