―反省房―
[ただ、偶然ではなく、ゲルダの守る地に追放されたのは必然だったのだと思いたい。
最後に眠る自分を誰がその場所に置いていったのかは知らないが、
それが母親の手によるものだったのならば、庇護をわずかにでも期待しての行動だったのかもしれない]
ええ、本当に…ゲルダに会えて何よりもよかったと思います。
[彼女からの締めくくりの言葉は簡単なもので、けれどもそれも彼女のやさしさに思えた。
同情でもなく、拒絶でもない、ただ自分を受け入れてもらえたと、そう思うだけで心は何よりも安らいだ]
できればこれからもゲルダと…一緒にはいたいのですが……
一度通じた道は簡単には閉じてくれないようで……
[あの時、自分は何よりも見られるのを拒んだ、そして覚醒しかけていたこともあり封は緩まっていた。自分はその力の一部を使ってしまった]
それに一度、私はその力を使ってしまいましたしね…、どのような裁量をいただくかは……