[でも、言葉を紡ぐことを諦めたように首を横に振った。 どうせ、同じなのだ。自分も。 騙して、最後には殺すつもりだったのだ。 ぐっと、鏡面に触れていた指先が握りこまれた拳に変わる。 俯いた]―― ごめんなさい