「『えっ?』じゃないでしょー?人の力でどうにかなるって、そういうことじゃない。」で、でもそれは――「もう、困った先生ねえ。私を治してくれるんでしょう?」あ……うん。[有無を言わさぬ彼女に、思わず頷いた。][彼女も満足そうに頷いた。]「よろしい。ただし、あなたが倒れちゃダメだからね。」……やれやれ。[どこかで体験したようなやりとりに、ただ苦笑するしかなかった。]