[問いかける声が聞こえる、どうしてと、泣き出す彼女の姿を見て、
ボクは胸を締め付けられるような気持ちになる]
ゲームは、壊せたよ、方法に気づくのは、とっても遅かったけど。
[ボクは彼女の姿に、目をそむけないようにしっかりとそちらを見つめながら、
ゆっくりと答える、嘘も何もないように]
ボクはゲームに乗りながら、早めに全部おわらせようと、してたはずだったんだ。
途中からゲームが、目的になってた。
仲間が大事で、仲間が生き残るために。
でも、その中で、宮町さん、君だけは特別だったんだ。
仲間じゃないはずなのに、生きていてほしいって。
でも、仲間を裏切ることもできなくて…
あの時、正直言っていれば、君のそばにずっといてあげれば、助けてあげることは…できたのかな…って、たまに後悔もしている。