[ラスの言葉に、はん、と鼻を鳴らし]
苦手とか得意とか、そんなのはどうだっていいんですよ
要は、私を楽しませてくれるか否か。そこがだいz
[言葉を言い終わらないうち、瞳目掛けて迫り来る2本の長針に仰け反る。
それは彼女の動体視力を以てしても、眼前に迫るまで気付かないほどに自然体から放たれた一撃。
しばし仰け反った体勢のまま硬直していたが、]
……………くふ。あは、あはは、あははははははははははは!!
[盛大な笑い声と共に、ぐりんと背中のばねのみで姿勢を戻す。
抑えた左目には避け切れなかった長針の一本が突き刺さり、そこから紅い涙を流す。
そして、もう片方。残された右目は愉悦の色を湛え、金色に染まっていた。]
あはっ。いいね、最高だよ。肉体労働、出来なくて大いに結構
その手癖だけで十分おつりがくるよ
ああ、痛い。痛いなぁ
これは全霊をもってお返しをしたあげないといけないなぁ