―ユリアンの部屋―[覗き込んだその部屋に、果たして彼は居た]…馬鹿。まだ来ちゃダメじゃない。ダーヴィッドさんたちも尽力してくれてるのに…![背中から青年の肩へと両手を掛けた。触れられることが嬉しくて、触れられることが悲しかった]あの子達に悲劇なんか似合わないわよ。ユリアンにだって似合わない。[背中からでも顔を俯けたまま言った]