―――花の乙女・控え室―――なんで……こんなことに……。[呆然とした様子で、レナーテが控え室で立ち尽くしていた。その隣では、何故かベアトリーチェの母親が楽しそうな顔で]『これなんて、どうかしら?レナーテちゃんは可愛いくて、モデル体型さんだから、どんな衣装でも似合って楽しいわ♪』[と、非常に楽しそうに衣装を選んでいた。何やら、迷子の娘を見つけてくれた恩返しということだそうだが、レナーテにとって見ればいい迷惑である]