[紅い月が沈んで、迎えた朝。教会では今回の事件の犠牲者達の葬儀が行われた。村は悲しみに沈んでいる。白銀の世界のように冷たくなってしまった者達を悼んで。けれど直接その話をしようとするものは少なく。祈りの声だけが静かに流れてゆいった。そしてその夜。二人だけの静かな弔いは、人の入ろうとしない*森の奥で*]