[説明をしつつ、祭事実行委員会長はにっこりと笑みを浮かべた]
「今回彼に勝った君なら解除も可能だろうと!
僕らはそう思うわけだよ」
ちょ、そんな無茶苦茶な。
あれはゼル先輩が連戦だったから運良く勝てただけで…。
「いやいやいや、ご謙遜を!
君なら出来ると!僕らは信じてるよ!!
じゃよろしく」
[がっしとライヒアルトの両手を取って上下に振る祭事実行委員会長。一通り振り手を離すと、すたこらさっさと逃げて行った]
え、あ、ちょ!
…マジかよ…。
[半ば押し付けられる形で結界解除をやることに。がっくりと、項垂れ肩を落とした]