私は読みたいけどな。[肩を竦ませるのに小さく呟き]そうよ、仕方ないの。だって憎んだり出来なかったんだもの。離れられなかったんだもの。[ユリアンの取った意味とそれは同じだったか違うのか。彼の行為を自分のしようとした事を仕方ないとは言えなかった。そうしなければ命を失わなかったかもしれない人々もいるのだから]……うん。私も会えた事は嬉しい。[俯いていた顔を上げる。少し歪んだ笑顔で笑みを浮かべる顔を見た]もう話す事も出来ないと、そう思ってたから…。[孔雀色の端に何かが滲んだ]