─ どこかの異空 ─
[振り上げの刃に対する機敏な動き>>773。
戦い慣れしていると言うのは直ぐに知れた。
左腕のみで薙刀を振り上げた状態で引き抜かれる太刀を見る。
こちらよりは間合いは短いだろうが、油断出来ない長さ]
……迅い……!
[薙刀を引き戻す前に迫る相手の姿。
低い体勢に瞳を細め、繰り出される一閃に対し左手の薙刀の石突を地面に叩き付けるように振り下ろした。
手元に引き戻すよりは早いと踏んでの仕草だが、柄で太刀を受けても脚に迫る刃を完全には防げない]
くっ…!
[大腿部前面に朱の筋が走り、男は顔を顰める。
太刀が薙刀の柄を滑り行く音が止んだ後、両手で薙刀を握ると頭上へと持ち上げ数度回転]