人狼物語 ─幻夢─

91 白花散る夜の月灯


湯治客 アーベル

[マテウスが遺体について話をしに来たのは一夜明けてかその日の内か。
どちらであろうとその発案に異論はなく、すぐに頷き。
けれど]

……あ、でも。眼鏡と髪留めだけ貰ってもいいかな。

[諾の返事を受けてから、火を灯さない故に冷えた室内を戻る。
赤い髪を流して片方の髪を解き。
……少し考えて、もう片方も解いてしまう]

……一緒に帰ろうって、言ったから。

[理由を問われるならば、苦笑と共にこう返しただろう]

[それからは。
除雪の手伝いとライヒアルトの様子を見るのと。
加えて料理の手伝い……初級料理教室受講とを繰り返して]

[数日後、漸く道は拓かれた**]

(777) 2014/01/20(Mon) 22:20:41

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