おお。
[>>741 すごい剣幕で剥かれた。お世辞にも綺麗な体はしていない。実験でついたやけどや、跳弾をかすった傷、そして実弾を向けられた傷などが白い肌の軌跡を描いていた。村では絶対に見せることのない、穏やかならざる歴史のナントカである]
おおお。
[ゼルギウスがこれをやっていることは見たことがある。あれは、誰かが川に溺れた時だったか。それで連れ戻した時から、ゼルギウスには尊敬をこめて「先生」をつけて呼ぶことになった]
いいのかよ、先生。俺を生かして。
神父様こそ殺してはいないが――
生き残る為に、可愛いリーチェを裏切り、人を殺め。
俺がとっとと自分の命を諦めていたら、他にも死なない奴がたくさんいたかもしれないのに。
[――場を崩すことなど考えず。自分の生きる意味を見つけたかった。その為だけに殺人を犯した自分を許すのか、と、耳元で囁く。まぁ聞こえてはいないだろうが]