ええー、平和な手段選んだのになぁ。
はわわわっ!
[イレーネの文句に口を尖らせる。
飛んでくる光だけでは何が来るか想像が追いつかず。
弾け形を変え飛んでくるものに慌てて背を逸らした。鼻先を掠めてゆく針にちょっと冷や汗たらりとしつつ、そのまま後方倒立から一回転]
そっちの方がよっぽど危ないとおも……
って、ローザ先輩!?
――疾風よ、吹き荒れて、近づくを遠ざけよ。倒風!
[こけているローザに慌ててカードを取り出し投げた。
ゴウッ、という音と共にローザの周囲に強い風が巻き上がる。
フォルカーから飛ぶ火の玉すら弾こうという勢いだ]