―5の部屋・回想―
>>777
[しばらく眠っていただろうか。
最初は開いたドアの気配にすら気付かなかった。
>>779
だけど、その人物が漏らした声に小さく瞼を開ける。]
………ノーラ……ああ、いや
[辛くない……といいそうになって、さすがに自分が辛くない格好をしていないことに言葉を止める。
少し、沈黙が流れただろう。]
……君は大丈夫か?
[続けて心配し、誰か呼んでくるなどいった言葉を制し、こちらから問うが、帰ってきたのはお決まりの台詞で……。]
―――………ああ、僕も大丈夫だ。
[そう、返す。]