[星に何でも例えてしまうのは職柄、というよりもそれが常のものとなってしまっているからなのだろう。
素敵な言い回し、言われ慣れない言葉に細い瞳を僅かに開くけれど悪い顔はしなかった。]
えぇ。赤星が灯っていなかったのは…17だと。
[向かい側の扉の方、ハインリヒに一度だけ視線を投げてこの情報を教えてくれた主だと示す。]
この数をどう受け止めるかは人次第。
…何かを成すための運命の星だと…願うわ。
[男性の間に挟まれる形で医務室の中へと入れば、それらしい内装を見回す。専門知識は乏しいので器具が多いか少ないかは判断は出来なかった。]
…どうなのかしら。
[役に立つものがあるのか、エーリッヒに視線を投げただろう。]