― 木の内部→外へ ―……あー。やっぱし外はいいもんだなぁ。[なんだかんだあったが木が満足したらしく、随分と久々に思える外へ。程なく奪われていた力も回復し、ベルナルトの背から離れて歩いてもふらつかない程度には元気になった。解放感に任せて両腕を広げ、伸びを一つ]……つぅか皆、なんで出てこねぇの?[ひとしきり外の空気を堪能した後で。木を振り返り、未だ中で繰り広げられているらしいラスト争奪戦に心底不思議そうに首を傾げていた。返事は果たしてあったのやら**]