「まぁいいわ、それじゃあ最後まで付き合ってもらおうかしら。
死んだ後も若くて美人な女性と一緒に居られるなんて幸せねー、スティったら」
…………お前は俺より年上───っ。
[抜け抜けと自分を若いとか美人とか言う研究責任者に突っ込みを入れようとしたら、彼女の爪先で脛を蹴られた。
軽く表情を顰めて、バンダナの奥から彼女を睨む]
いてぇ。何しやがる。
「レディの歳は暴いちゃダメよ♪
私この間あの子にお姉さんって呼ばれたんだから」
お姉さんって歳かお前。
[また突っ込みを入れてしまい、結果反対側の脛まで蹴られる羽目となった。
無様な悲鳴等を上げることは無かったが、表情はまた痛みに歪む]